国際シンポジウム「デイジーの活用による情報アクセスの保障と促進」/日本財団ビル 大会議室 2010/02/19
2010-02-19


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国際シンポジウム「デイジーの活用による情報アクセスの保障と促進」

○趣旨 デイジー(DAISY: Digital Accessible Information System)は、視覚障
害、発達障害、知的障害、精神障害など、様々な「読むことに障害がある人々」
の問題解決のために、DAISYコンソーシアムにより国際的に開発と普及が進めら
れているアクセシブルなマルチメディアである。デイジー形式のマルチメディア
により、見る、聞く、触る、のどれか一つができれば、読むことを保障できるの
で、欧米では教科書等を中心に急速に普及している。
日本では、2010年に施行される著作権法の改正により、障害がある人々の読書環
境が大きく改善され、これまで著作権法の制約でデイジーを利用できなかった様
々な読みの障害がある人々の関心が急速に高まってきている。
そこで、デイジーと改正著作権法を最大限に活用して、これまで読書から疎外さ
れてきたディスレクシア等の様々な読みの困難がある人々の支援を進めるために、
急速に発展し世界中で普及が進む新しいデイジー技術に着目して、海外からデイ
ジーの研究開発の最前線に立つ専門家を招聘してその動向を学ぶとともに、日本
におけるデイジーの普及について関係者が意見交換を行なうことを目的とするシ
ンポジウムを開催する。
招聘講師としては、デイジーコンソーシアムの技術開発チームリーダー、自らが
ディスレクシアでもある第一線のデイジー製作・閲覧ソフトウエア開発者、デイ
ジー版教科書の提供を法律で義務付けた米国のデイジー版教科書開発者、デイジ
ーを用いた手話教科書開発に意欲を持つスウェーデン政府の開発者等、を予定し、
最新の報告をもとに、日本におけるデイジーの活用について関係者を含めた提言
と意見の交換を行い、日本における今後のデイジーの普及促進をはかることを目
的とする。

○主 催:(財) 日本障害者リハビリテーション協会
○助 成:大阪府民共済生活共同組合
○日 時:2010年2月19日(金) 13:00〜17:00
○会 場:日本財団ビル 大会議室
   (〒107-8404 東京都港区赤坂1丁目2番2号 日本財団ビル)
○定 員:150名(定員になり次第締め切りとする)
○参加費:無料
○情報保障:同時通訳要約筆記あり。希望に応じて手話通訳・点字プログラム・
 磁気ループを用意。
○申込先・問合せ:(財)日本障害者リハビリテーション協会 情報センター内
 TEL:03-5273-0796 / FAX:03-5273-0615 /e-mail: ic@dinf.ne.jp
 担当:吉広・長田

○プログラム(予定) *変更の可能性があります。
13:00-13:10 金田一郎(財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 会長)
13:10-13:30 基調講演 河村宏 (DAISYコンソーシアム会長)
13:30-15:00 世界の動向に視点をあてて(1人約20分)
  ジョージ・カーシャー
  (IDPF会長・DAISYコンソーシアム事務局長 − 米国)
  クレッグ・カーニー (西オーストラリア盲人アクセスメディア協会
              マネージャー − オーストラリア)
  ロマン・デルトワ(DAISY 変換技術開発チームリーダー - フランス)
  マーカス・ギリング(DAISYコンソーシアム技術開発部長・スウェーデン国
            立点字録音図書館(TPB) ‐スウェーデン)
15:00-15:20 休憩・展示
15:20-17:00 パネルディスカッション「日本におけるDAISYの普及」
モデレータ:河村宏(DAISYコンソーシアム 会長)
 パネリスト:外国の講師陣
 長尾 真(国立国会図書館長)
 石川 准(静岡県立大学国際関係学部教授)
 神山 忠(岐阜県立関特別支援学校)
 井上芳郎(障害者放送協議会著作権委員会委員長、LD親の会)
 野村美佐子(日本障害者リハビリテーション協会情報センター長)

17:00 閉会


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