デジタル・ネットワーク社会における図書館と公共サービスの在り方
2011-09-01


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「電子書籍の流通と利用の円滑化に関する検討会議」
                         平成23年9月1日決定

「デジタル・ネットワーク社会における図書館と公共サービスの在り方に関する
事項」に係るまとめ

1.基本的な考え方

○我が国において、デジタル・ネットワーク社会において知の拡大再生産の一層
の実現を図るためには、デジタル・ネットワーク社会の特徴を生かしつつ、知の
集積とその活用を推進することにより、広く国民が出版物にアクセスできる環境
の整備を図ることが重要な課題となっている。

○このような中で、従来から知の集積とその利活用を推進している図書館の果た
す役割は今後更に重要になってくると思われる。特に所蔵資料のデジタル化を積
極的に進めている国会図書館のサービスの在り方の検討は緊急の課題であり、早
期に実現すべきものと中長期的に検討を進める課題とに整理した上で戦略的に取
り組むことが必要である。

○しかしながら、国民のアクセス環境の整備にあたっては、我が国の豊かな出版
文化が衰退するようなことがあってはならず、図書館と民間の適切な役割分担を
踏まえた上で、その環境整備を連携して行うことが重要である。

2.国会図書館が担うべき役割について

本検討会においては、以下の点を前提にして検討を行った。

◆納本された紙媒体の出版物に係るデジタル化資料1の利活用によりサービスを
 提供すること
◆サービスの実施にあたっては、原則として現状どおり画像ファイルを用いたサ
 ービスを提供すること
◆サービスの実施にあたっては、原則として権利者の許諾を前提としてデジタル
 化資料の利活用を行うこと
 −−略
[ディスレクシア]
[情報保障]

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