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文部科学省が平成24年2月から3月にかけて実施した、「通常の学級に在籍する発
達障害の可能性のある特別な教育支援を必要とする児童生徒に関する調査結果」
によると、質問項目に対して担任教員が回答した内容から、「知的発達に遅れは
ないものの「聞く」又は「話す」に著しい困難を示す」とされた児童生徒の割合
が2.4パーセント(推定値95%信頼区間)であった。
日本障害者リハビリテーション協会では、読むことに困難がある児童・生徒を対
象に、デイジー(DAISY:Digital Accessible Information SYstem)を活用し、マ
ルチメディアデイジー製作諸団体ともネットワークをつくり連携を図りながら、
マルチメディアデイジー形式の教科書・図書の製作と提供を行ってきた。このデ
イジー教科書の有効性については、保護者の方、実際に現場で指導に当たる先生
方などを中心にして、多くの教育関係者から注目されるようになってきた。
しかしながら、上記調査結果に児童生徒にDAISY教科書で学習支援ができる可能
性があると思われるが、その対象者の多くに提供できていないのが現状である。
今回は、参加の皆様がDAISY教科書を直接体験し認識をさらに深めていただく目
的で、ワーショップ形式を加味したシンポジウムを開催する。
日 時 2013年02月03日(10:30〜16:00)
開催場所 戸山サンライズ 大研修室 (東京都新宿区戸山1-22-1)
参加費 500円(税込)
定 員 100人(先着順)
主 催 (公財)日本障害者リハビリテーション協会
プログラム(予定)
10:30-10:40 開会挨拶
湯澤茂男(公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 事務局長)
10:40-12:30 ワークショップ“DAISY教科書について知ろう。”
1.DAISY教科書とは?
2.どのような人が対象になるの?
3.どのようなツールで読めるの?(PC, ipad, 専用機器、ソフト等)
4.DAISY教科書の活用方法について(事例など)
12:30-13:30 昼食(DAISY図書の販売あり)
13:30-16:00 (途中10分ほど休憩あり)
パネルディスカッション:DAISY教科書の普及に向けて
モデレータ:河村 宏(特定非営利活動法人支援技術開発機構副理事長)
パネリスト:片山敏郎(新潟市立上所小学校教諭・日本デジタル教科書学会長)
井上芳郎(埼玉県立坂戸西高等学校 教諭)
田中和美(元公立中学校特別支援教育コーディネーター)
野口武悟(専修大学文学部 准教授)
神山 博(青森公立大学経営経済学部 教授)
野村美佐子(日本障害者リハビリテーション協会)
すべての参加者
16:00 閉会挨拶
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